第68回「大阪広告協会賞」及び 第58回「やってみなはれ佐治敬三賞」贈賞式

2025年5月29日(木)リーガロイヤルホテル山楽の間において、
令和6年度の第68回「大阪広告協会賞」と第58回「やってみなはれ佐治敬三賞」の贈賞式を行いました。
★ 第68回(令和6年度)大阪広告協会賞
【受賞者】西日本旅客鉄道株式会社
(受賞理由)
1987年 民間へ転身した貴社は、公営時代の存続期間を超え、JR西日本の愛称で親しまれ、自社媒体活用を中心にエリアの魅力向上のために、広告やキャンペーン展開を積極的に展開。1990年に開始された『三都物語』のテーマソングはCMとして、全国を駆け巡り、その後、新聞広告や在阪放送局との旅番組への取り組み等も積極的に展開。またアニメコンテンツとのコラボ展開や北陸新幹線 敦賀駅の開業は交流人口の増加、経済効果の拡大をはじめ観光振興への貢献も顕著に表れています。
2008年に始められた『大阪駅からはじめます 環境にやさしいエコステーション』計画が、今グラングリーン大阪の玄関口として、うめきたエリア街びらきに繋がりました。
万博アクセスの一翼を担い、御社グループスローガン「もっとつながる。未来が動き出す。」へのチャレンジは確実に大阪の賑わいを創り出しており、ヒト・コト・モノを動かす活動は高い評価となり、更なる期待を込めて、今年の大阪広告協会賞にふさわしいものとして推挙いたします。
ここに第68回大阪広告協会賞をお贈りします。
★ 第68回(令和6年度)大阪広告協会賞 特別賞
【受賞者】タケモトピアノ株式会社
(受賞理由)
1997年よりテレビCMを展開され、その後、財津一郎氏を起用し、「ピアノ売ってちょーだい」「もっともっとタケモット」のフレーズはいつまでも耳に残り、独特の歌詞とメロディーのCMソングを20年以上にわたり放送されロングコンテンツとなりました。大阪からの発信されたCMは見事に愛され、そして企業ブランドイメージを構築されました。また赤ちゃんが泣き止むと評判のCMは多くのテレビ番組で話題となり、SNSでも賞賛の声が寄せられていました。
一旦終了したCMは多くのファンから復活の声が届き、財津一郎氏が築いたブランドイメージを大切にして、令和バージョンの新CMは最新AI技術でリメイクされ進化されました。そのリ・スタートは関西地区から放映され、大阪発信のザ・大阪広告として、今年の大阪広告協会賞特別賞にふさわしいものとして推挙いたします。
★ 第58回(令和6年度)やってみなはれ佐治敬三賞
【受賞者】宮原 広志 氏 (みやはら ひろし) 氏
(株式会社博報堂 アクティベーションディレクター)
(受賞対象作品)
金龍製麺㈱ 「道頓堀 金龍のしっぽ Project」 (プロモーション)
㈱海遊館 「サンゴショーウィンドウ」 (プロモーション)
㈱海遊館 「BLUE SEAT 工事中の閉鎖水槽体験」 (プロモーション)
㈱博報堂 「バーチャル大阪フェス〜GotoEXPO2025〜」(メタバース/仮想空間サービス)
(受賞理由)
独特の発見力、そしてパワーの途切れない行動力はアクティベーション領域を軸にして、社会課題の解決を新しい広告コミュニケーションを追及していた。海遊館は新しいタッチポイントを模索し、工事中ショーウインドーをリデザインし、楽しい場所化と海洋保全への行動喚起にも貢献されました。バーチャル大阪フェスは大阪の魅力を仮想空間という場所を活用した街の疑似体験を通じて、リアル誘導を目指し大阪への貢献が期待される。
金龍製麺はネガティブニュースを見て、それを見事にプラスに転じた。自ら企画を持込み提案して、ブランドイメージ低下を防いだ。切り取られたしっぽは、同じ飲食店同士のコラボを生み、立体広告看板の価値を守り、食い倒れの街大阪の地域活性化に繋がった。
場所、空間に注目し、広告の概念を超えたチャレンジは新しい視点のアイデアを生み、若手クリエーターへの強いメッセージ性を感じ、正に「やってみなはれ」の精神を体現しており、この度の受賞となりました。